飴は毒 [民話]
2月初旬に行われた市議会議員選挙で初当選した、中学の同窓生の後援会の"ご苦労さん会"が先週の金曜日に開催された時、話題に挙がったのが「あんころ小坊主」と言う幼稚園時代のお遊戯会の演目でした
当時ガキ大将だった市議が和尚さん役で、私は5人の小坊主の一人でした
お話は「庄屋さんが持ってきたあんころ餅を、和尚さんが留守の間に皆で食べてしまい、
和尚さんが帰って来ても知らぬ顔をしているのですが、口の周りに付いた餡子でバレて
しまう」という内容でした^^;)
この「あんころ小坊主」で思い出したのが、「飴は毒」という民話です
あるケチな和尚さんが、仏壇の下に「水飴」を隠し持っていて、小僧達には「毒」だと言い聞かせて檀家へ出掛けてしまいます。
賢い小僧が、和尚さんが大切にしている“牡丹の鉢”を割って水飴を舐め始めたため、他の小僧達も便乗して水飴を全部舐めてしまいました。
和尚さんが帰って来た時、賢い小僧が「和尚さんの大事な牡丹の鉢を割ってしまったので、死んでお詫びをしようと毒(水飴)を舐めているのですが、中々死ぬことが出来ません」と泣いて詫びたため、嘘だとは分っていても不憫に思い、解毒剤(くず湯だったかな?)を飲ませて許したそうです
この賢い小僧は、偉いお坊さんになったそうで、一休さんのお話にもあったと思います
「あんころ餅」を持ってくる庄屋役の同窓生は、後に副市長を務めることになりますので、伏線がこの時出来上がっていたようですね